◆不登校児の進学を考える -サポート校



「なんとか学校に行かせたい」

「高校くらいは行ってもらいたい」

というのが、たいていの親の願いですよね。
もちろん、不登校を克服して、元の学校にいままで通りに通ってくれるのが一番です。
ですが、いじめや人間関係などでどうしても、元の学校には戻れない。
そういう事もあると思います。
そういう時は思い切って、学校を替えるのも有効な手段です。

その際に、普通の学校に行ってくれればいいのですが、普通の学校では、「また同じことの繰り返しになるのでは?」と思う気持ちもあります。
そういう時に有効なのが、これから紹介するフリースクールやサポート校、通信制高校です。
それぞれ特徴がありますので、よく見て頂き、ご自分のお子さんにあった学校を選んで下さい。




◆サポート校とは


サポート校は、通信制高校に在学している生徒の単位取得や進級、卒業に向けて、学習面や生活面、精神面などの支援を行う民間の教育機関です。
サポート校は学校教育法で認められた正規の学校ではなく、学習塾や予備校に近い存在です。
高校卒業資格を取得するためには、あくまで通信制高校を卒業する必要があります。

◆サポート校の種類


サポート校は、さまざまな専門知識を学べるコースや「高等学校卒業程度認定試験」取得を目指せるコースなどがあり、それぞれ独自のカリキュラムで運営されています。サポート校には、一般的に下記のようなタイプがあります。


 (1)不登校支援型
    学校生活に何らかの問題があり登校が難しかった生徒のために、
    カウンセリングなど、メンタル面のサポートが充実しています。
    学習の遅れなどの対応についても、生徒に応じて柔軟な対応をしています。
 (2)大学進学重視型
    卒業から大学受験への流れを支援するサポート校で、受験情報なども充実して
   います。予備校や学習塾などが母体となっているケースが多く見られます。
 (3)進路発見型
    体験授業や資格・技能の取得などを積極的に進めながら、生徒個人に合った
   進路を見つけられるようサポートしていきます。
 (4)専門知識・技術養成型
    「高等学校卒業程度認定試験」取得を目指しながら、専門分野の教育や
   資格取得に向けた本格的な授業が受けられ、個人の才能や能力を伸ばします。
   高校卒業資格取得だけではなく、目標を持っている人、目標に向かって進みたい人に適しています。








◆フリースクールとサポート校の違い


フリースクールは、サポート校と同じ意味として使われることがあるため、その違いがわかりにくいのが実情です。ここでは、それぞれの学校の違いを確認しましょう。



   フリースクール  サポート校
 特徴・目的 民間の教育機関。
集団生活に適応できず、正規の学校に通うことができない生徒たちの居場所であり、社会との接点の場であることが多い。
学校という形態ではない。
 民間の教育機関。通信制高校に在学している生徒の単位取得や進級、確実な卒業に向けて学習面や生活面、精神面の指導・支援を行う。
「学習塾」や「予備校」に近い存在。
 経営母体 個人や非営利団体(NPO法人)など。 大手の塾や予備校など。
 入学資格 18歳未満などスクールによって異なるが、
基本的に入学資格はなし。
中学卒業見込み者や通信制高校在籍者など。
 入学時期 基本的には決まっていない
(随時入学可能)。
通信制高校の入学時期に合わせ、春・秋に決まっている学校が多いが、随時入学可能な学校もある。
 高校卒業資格 18歳まで通っても高校卒業資格にはならない。 サポート校のみに入学することはできないため、サポート校自体は高校卒業資格にはならない。
※高校卒業資格を取得するには通信制高校を卒業することが必要。
フリースクールは高校卒業の資格を取得できません。
高校卒業の資格を取得するには、通信制高校の卒業が必要です。フリースクールを卒業しても、高校卒業資格を取得できませんのでご注意ください。
なお、通信制高校を確実に卒業するために、学習面・精神面での支援体制が整っているサポート校に通うことをおすすめします


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